INAC神戸がFW仲田歩夢(24)の芸術的な先制ゴールなどで快勝し、首位をキープした。

 前半32分、CKからの流れの中で仲田がペナルティーエリア外にポジショニング。味方のパスを左サイドで受けるとダイレクトで左足を振り抜き、ボールは美しい軌道を描いてゴールに吸い込まれた。

 「もちろん狙っていたんですけれど、自分でもビックリしました」。鈴木俊監督(44)からも「あれはスーパーゴール。彼女の良さがシュートの中で出た」と賛辞を贈られた。

 試合後はヒロインインタビューに指名され、マイク越しに観客へあいさつ。仲田は「7年目なんですけれど、初めてここでインタビューを受けられました」と告白し、場内からはファンの驚く声が聞こえた。

 今季3得点はリーグ2位タイ。かつてU-20(20歳以下)日本代表「ヤングなでしこ」の一員として注目を集めたレフティーが、日に日にたくましさを増している。