湘南ベルマーレは、今季浦和レッズから加入したMF梅崎司(31)の2発などでベガルタ仙台を下し、8強へ前進した。

 湘南は前半15分、CKからMF秋野央樹(23)のクロスにMF岡本拓也(25)が頭で合わせ、最後は梅崎がコースを変えて先制。その後も湘南は、仙台の中盤の底を担うMF富田晋伍(28)の両脇のスペースを突き、厚い攻めで押し込む。湘南は後半26分、梅崎が自ら打ったシュートの相手GKがはじいたボールを再び押し込み追加点を挙げ、ゴール裏のサポーターにガッツポーズをした。

 仙台はFW西村拓真、ジャーメイン良を投入し反撃を試みたが1点が遠い。湘南はロスタイムにもMF岡本のミドル弾が決まり勝利を決定づけた。

 湘南は5月6日、リーグ戦でのホーム仙台戦で1-3で完敗。戦う姿勢も影を潜め、曹貴裁監督が試合後に「今までで一番悪い前半だった」と激怒し、GK秋元陽太(30)が人目をはばからず悔し涙を流していた。大会は違うが、しっかりリベンジを果たした形となった。