やられたらやり返した。鹿島アントラーズがFW鈴木優磨の後半ロスタイム弾で湘南ベルマーレに2-1で競り勝った。同じロスタイムの失点で敗れた4月のアウェー戦の雪辱。

DF西のフィードに飛び込んで自己最多の9得点目を挙げた鈴木は「大伍さんが蹴ったあの空間には、自分しか触れないと分かっていた。永木選手が邪魔だったけど、その前に入っていった」。味方をも蹴散らして勝負を決めた。後半22分の途中出場直前に同点に追いつかれたが「逆に燃えた」という頼もしい新エースの5試合ぶりの劇的なゴール。18日のACL準々決勝第2戦に向けてはずみがついた。