北海道コンサドーレ札幌が3試合ぶり勝利を挙げ、ACLプレーオフ圏内の3位に浮上した。

台風の影響で順延となっていた一戦。日本代表森保監督も視察に訪れた。

先制は札幌。前半8分、DF進藤が倒されて獲得したPKをFWジェイが冷静に決めた。ジェイは3試合連続ゴールで今季7点目。

札幌が序盤からペースをつかんだかのように思われたが、名古屋グランパスはすぐさま反撃に出た。同24分、ドリブルでペナルティーエリアまで進入したFWシャビエルが相手に倒されてPKの判定。キッカーのFWジョーは相手GKに触られながらも決め、同点に追い付いた。エースは4試合ぶりゴールで得点ランク単独首位となる今季21点目を挙げた。

前半終了間際に再び試合が動いた。同43分、札幌がMFチャナティップのパスを受けたジェイが反転して左足シュート。ゴール中央に決まって勝ち越した。ロスタイムに突入すると、名古屋MF八反田がこの日2枚目の警告を受けて退場。リードを許した直後だけに苦しい展開となった。

後半は両軍無得点。残留争いを繰り広げる名古屋は2試合ぶりの黒星で14位のままとなった。