横浜F・マリノスは27日、浦和レッズFW李忠成(33)の完全移籍での加入を発表した。

東京出身の李はFC東京ユースから04年にトップ昇格。05年から柏レイソル、09年からサンフレッチェ広島でプレー。その後イングランドのサウサンプトン(当時2部)でもプレーし、14年から浦和に所属。J1通算291試合70得点、J2通算31試合8得点。日本代表では11試合2得点。11年のアジア杯では決勝のオーストラリア戦の延長戦で左足ボレーで決勝ゴールを決めた。

李はクラブを通じ「伝統あるチームでプレーできることに自分自身への期待と責任を感じています。監督、GMからの『日本一を獲る』という熱い思いを伺ったとき、過去僕が感じた感動がまた身体を駆け巡るのを感じました。僕にできることは、今までつちかってきた経験をプレーだけではなく、精神面でもチームに還元していくことだと思っています。1ミリの妥協もなく、日々練習に取り組み、試合ではチームの勝利に貢献できるよう、持てる限りの力を発揮していきたいと思います。夢を持つ素晴らしさと、それを実現する大きな喜び、マリノスに携わる全ての方々と共に感動したいと、今はその一心でいます」とコメントした。

浦和を通じては「僕にとって5年間在籍した浦和レッズは『愛』の溢れた偉大で、すばらしいチームでした。浦和での5年間で掛け替えのない多くの感動、歓喜を、ファンのみなさん、サポーターのみなさん、チームメート、レッズに関わる全ての方々と共有できたことをとても誇りに、幸せに思います。2019年もそんなチームでみなさんと共に戦い、喜びを共に分かち合いたかったのですが、残念ながらレッズからの契約更新はありませんでした。サッカー選手として次に進む道を考えなければいけない中、複数のクラブのお話の中から横浜F・マリノスの一員として共に戦うことを決めました」などとコメントした。