日本サッカー協会(JFA)は7日に都内のJFAハウスで理事会を開き、昨季で現役引退した元日本代表GK川口能活氏(43)がナショナルトレセンのGKコーチとして契約したことが報告された。今後は各地域でのGK育成が主な役割になる。

W杯をピッチで経験したGKは川口氏のほかに、昨季で引退した元名古屋GK楢崎正剛氏(42)とGK川島永嗣(35=ストラスブール)の3人だけ。関塚隆技術委員長は「貴重な経験を持っている。それを生かしつつ、指導者としても一人前になってほしい」と期待を寄せ、今年度中にGKのB級指導者ライセンスを取得してほしいと話した。

また「すぐに公式戦ということはないが、ナショナルチームの手伝いはしてもらう」とも話した。具体的なスケジュールは未定ながら、段階的に世代別代表などの活動に関わってもらいたい考えも示した。