アルビレックス新潟は17日、新潟経営大とクラブハウス隣接のピッチで練習試合を行い、5-0で圧勝した。前半7分にFW田中達也(36)が先制の“アピール”弾を決めた。

MF本間至恩(18)のグラウンダーの右クロスをゴール中央で合わせた。今季は開幕から3試合連続で先発し1ゴールも、16日のアウェー横浜FC戦では登録メンバーから漏れていた。「また一から。(FWの)序列的には一番下だと思っている」。ベテランの心に火がともっていた。

片渕浩一郎監督(43)は言った。「メンバーから(田中)達也を外したのは悪いからではない。ポジションバランス、組み合わせ、相手との力関係、状況。複数の判断材料でメンバーを選んでいる」。選手間の競争は激化している。「ベンチ外はメンバー以上にやらなければ、と刺激になった」と田中はメンバー漏れを刺激剤に次節ホーム福岡戦(23日=デンカS)で先発返り咲きを狙う。