J2アルビレックス新潟は、ホームFC町田ゼルビア戦を翌日に控えた2日、聖籠町のクラブハウス隣接のピッチで非公開で調整した。片渕浩一郎監督(43)は「セットプレーを含めた攻守の確認をした」と話した。3連敗阻止へ、今季ホーム初勝利へ。大卒ルーキーDF新井直人(22)が、無失点宣言をした。「しっかり、失点を0に抑えたい」。決意が厳しい顔つきに表れた。

町田はロングボールを多用してくる。その対応には自信を持っていた。「はね返した後のセカンドボールを拾えるように指示を出したい」とクリアから攻撃につなげる構えだ。前々節の福岡戦、前節徳島戦は2試合連続で0-1の惜敗。「ペナルティーエリア内で危ないシーンは作られていない」と最終局面での強さも自負していた。

背水の陣からの新潟加入だった。1月16日からの高知キャンプに参加要請が届いたのは、その1週間前。J3チームのオファーを蹴ってまでも熱望していた新潟入りが、決まったのはキャンプ期間だ。あっという間に頭角も現して開幕から6試合連続先発フル出場。「フィジカルで負けない。相手の2トップはタイトなマークで、フリーにさせない」。新井はあらためて無失点を口にした。【涌井幹雄】