2戦連発中のジュビロ磐田FWロドリゲス(23)が、絶好調を維持している。16日、次節アウェー名古屋グランパス戦(20日、豊田ス)に向け、磐田市内で再開した全体練習に参加。9対9のミニゲームで何度もネットを揺らすなど、軽快な動きを披露した。「今はフィジカル的にもメンタル的にも調子が良い」と、充実した表情で約2時間の全メニューから居残り練習までをこなした。

14日の清水エスパルス戦では、後半8分から途中出場。同26分にはDFエレン(27)の左クロスに合わせ、豪快なヘディング弾を決めた。試合には1-2で敗れたものの、停滞していた攻撃を活性化。チームに反撃ムードをもたらした。名波浩監督(46)も、試合後「常にゴールに向かっていくという姿勢を見せ続けてくれた」と、評価した。

対する名古屋は現在、リーグ最多15得点の攻撃陣を軸にリーグ4位につけている。さらに、09年の勝利を最後に公式戦15戦未勝利中(3分け12敗)と、磐田にとって鬼門となっている。

だが、そんな相性の悪さも今季新加入のルクセンブルク代表助っ人には無縁だ。「初めて戦う相手だし、よく分からない」。続けて「良い準備をして、次もゴールを決めたいと思う」と力強い言葉を並べた。3戦連発で、チームに今季2勝目をもたらす。【前田和哉】