コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(25)が因縁の地で復活ののろしを上げる。17日、ルヴァン杯プレーオフ第1戦アウェー磐田戦に向けて練習を行った。会場のヤマハスタジアムは4月28日のリーグ戦磐田戦で左膝を負傷した場所。14日のリーグ戦川崎戦で約2カ月半ぶりに戦線に戻ったロペスは「個人的にさらに強くなった自分をサポーターに見せて結果としてゴールを量産したいね」と意気込んだ。

その磐田戦は前半6分に今季7点目となる先制ゴールを決めたが、前半38分に相手と接触して43分にベンチに退いた。それ以来となるヤマハスタジアムに「特別なことが起きる不安じゃなくて、また良いプレーをして勝つだけ」。負傷した因縁のピッチだが、広島時代の17年にもゴールを決め、今季を含め2戦2発と相性はいい。

この日は6対6のミニゲームで体を動かして「100%の状態だよ」と笑顔を見せた。「磐田は守備がハードで攻撃も能力のある選手がつないでくる印象。だけど何より自分たちのプレーに集中するだけだよ」。帰ってきた助っ人が完全復活のゴールを狙う。【西塚祐司】