3位横浜F・マリノスと4位鹿島アントラーズの上位対決は、今夏入団内定を前倒しする形で法大から鹿島に加入したU-22日本代表FW上田綺世(20)の初ゴールで鹿島が勝利した。

開始22秒に鹿島MFセルジーニョが先制。しかし後半23分に横浜FW仲川がヘディングで同点弾を決めて、同点に追い付いた。

上田は1-1の後半28分から途中出場。両チーム得点を奪えず同点のまま終了するかに思われた後半42分、MF三竿のロングフィードをMF土居が頭で落としたところに、中央で右足で合わせた。

初ゴールに「気持ちよかったです」と満面の笑みでヒーローインタビューに答えた。「最後のワンタッチを当てるだけだった。そこまで持ってきてくれたチームメートに感謝したい」と謙虚な20歳が、チームを3試合ぶりの勝利に導いた。