湘南ベルマーレの曹貴裁監督(50)のパワハラ疑惑が明るみになり、クラブは12日、真壁潔会長ら首脳陣が平塚市内のクラブハウスで緊急会議を開いた。

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12日午後には湘南の真壁会長や水谷社長ら幹部が集結し、今後の対応について話し合った。クラブは同日午前に今回の件についての声明文を公式ホームページに掲載。「Jリーグと協議の上で、報道された内容に関する事実関係の調査を速やかに行ってまいります」としていた。

Jリーグからのヒアリング日程などを確認したとみられ、緊急会議を終えた真壁会長は「リリースにある通りで、Jリーグと協議してやっていきます」と話した。多くは語らず「まだ何もしていないし、自分たちは大々的に何かを話すことはできない」と足早にクラブハウスをあとにした。

チームは11日に敵地での磐田戦を終えたばかりで、この日の練習はオフだった。13日は非公開練習となっている。選手にも動揺は広がっており、ある主力選手は「クラブから連絡はありました。驚いています」と神妙な面持ちで語った。