サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF杉田妃和(ひな、藤枝順心高出、22)が“凱旋(がいせん)試合”に向けて意気込みを口にした。

6日の国際親善試合カナダ戦(アイスタ、午後2時30分)に備え、30日から静岡市内で合宿がスタート。初日は約1時間の軽めのメニューだったが、INAC神戸所属の杉田も精力的に汗を流した。「たくさんの方が見に来てくれると思う。すごく楽しみ」と声を弾ませた。

同代表が県内で親善試合を行うのは、今回が初めて。東京五輪に向けて再出発する重要な一戦の舞台となる静岡市の関係者も、歓迎ムードだ。練習前には特産品のお茶やみかん、釜揚げしらすなどを贈呈。静岡市まちづくり公社の秋山政広理事長は「ここでトレーニングして、試合では勝って大輪の花を咲かせてほしい。我々もできる限りのサポートをしていきます」とエールを送った。【神谷亮磨】