J2アルビレックス新潟は7日、聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで9日の第40節ホーム岐阜戦に向け、非公開で練習した。

前節栃木戦(3日)の敗戦で来季J1昇格は消滅したが「残り3戦、変わらず勝ちに行く。サポーターに戦う姿をみせたい」と高卒新人のMF秋山裕紀(18=群馬・前橋育英高)。闘志あふれるプレーで今季の最終盤を締める。

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同じ轍(てつ)は踏まない。この日の非公開練習で攻守の確認を行った秋山は「栃木戦でみえた反省点を整理し、次の試合では同じミスをしないようにしたい」と頭を切り替えて試合に臨むことを強調した。

前節、新潟は残留争いを戦う栃木の勢いに押され、思うような攻撃の形が作れずに終わった。ボランチで先発出場した秋山は「相手のマークを受けてボールに触る回数も少なかった。もっとボールを触って動かしてというプレーがしたかった」と振り返った。

今週末の対戦相手・岐阜は現在最下位の22位。新潟との試合で敗れれば、降格圏21位以下が確定することもあり「栃木戦と似た展開になると思う。プレッシャーを受けても真ん中でどっしり構えて、前線の選手を常に見ながらプレーしたい」と前節でうまくいかなかった攻撃面での貢献を誓った。

途中出場でJデビューした福岡戦(10月19日)以降、秋山は2試合連続でスタメン起用されている。「すでに来季に向けた戦いは始まっている。サポーターに『秋山はやれる』というところをみせたい」。残り3戦。来季のレギュラー定着へ、臨戦モードに入っている。【山岸章利】