J1清水エスパルスDFファン・ソッコ(30)が“名誉挽回”のピッチに向かう。

21日は静岡市内で調整。23日のホーム大分戦(アイスタ、午後2時)はセンターバックとして2試合ぶりの先発が濃厚となった。2日の磐田との静岡ダービーでは前半5分で一発退場。出場停止明けとなる次戦に向け「チームに迷惑をかけた。借りを返す意味でも次が大事」と表情を引き締めた。

チームも現在4連敗中。欠場した前節仙台戦でも2失点を喫すなど、守備が耐えきれない状況が続いている。再開戦に備えチームも守備意識を強化。ハイプレスとブロックを作る守備の使い分けをチーム内で再確認した。ファン・ソッコは「前から行く時と行かない時のタイミングが大事」と強調。後方からコーチングで味方を統率し、5試合ぶりの完封を目指す。

J2とプレーオフを行う16位湘南とは勝ち点4差。次戦で勝利すれば、他クラブの結果次第ではJ1残留が決まる。退場したホームでの借りはホームで返す。無失点での勝利だけを見据える韓国人助っ人は「じれずに守って、チームのために貢献したい」と、体を張り続ける覚悟だ。【神谷亮磨】