サッカー天皇杯を制し、クラブ初のタイトルを勝ち取ったヴィッセル神戸が2日、神戸市のメリケンパークでサポーター約3000人に迎えられ、優勝報告会を行った。

元日、国立競技場の決戦で鹿島アントラーズに2-0で勝利した。前日は東京都内で祝勝会もあったが、移動の疲れも見せず全選手が優勝を待ちわびた神戸サポーターの前に登場した。

主将のMFアンドレス・イニエスタ(35)は「みんなにとって特別な日です。簡単な1年ではなかったが、いい時もそうでない時もサポーターの温かさを感じた。(クラブの)歴史をつくる瞬間に立ち会えたことを喜んでいる。可能性はたくさんある。(今季は)リーグ、ACLをとる目標で戦っていきたい」。

天皇杯決勝を最後に現役引退するFWダビド・ビジャ(38)も登壇。「タイトルに貢献できたことを喜んでいる」と話し、「来年(タイトル獲得しての報告会)は、そっち(サポーター側)に行って喜びたい」と沸かせた。