広島皆実(広島)が反撃むなしく、チーム初戦となる2回戦で敗れた。日大藤沢(神奈川)にボールを支配され、先に2点を許した後半15分、MF岡大陸輔(3年)の鋭いドリブル突破で相手DFからファウルを誘ってPKを獲得。FW岡本拓海(3年)が確実にPKを決めて1点差まで詰め寄ったものの、流れを引き寄せられなかった。

仲元洋平監督(39)は「日本一チームに勝ってきている相手。広島県にはいないチーム。前半の終わりから後半の立ち上がりはうちのペースになった。最後のところでもう1点取られて向こうの方が上だったかな」と残念がった。

先月31日夜、食中毒の症状で応援団となるBチーム44人が病院に搬送され、うち2人が前夜入院する事態に陥った。この日、応援団は大事を取ってスタジアムではなく、宿舎で動画配信を見ながら応援した。仲元監督は「Bチームの選手の体調が回復してくれることを祈りつつ、我々が勝つことがBチームのためという気持ちを選手が思っていてくれるので、ちょっと動揺した部分はあったかもしれないですけれども、プラスに変えてやり切ってくれたと思います」と振り返っていた。