北海道コンサドーレ札幌の“独身隊長”MF荒野拓馬(27)が、巣ごもり生活でもチームを引っ張る。

20日、札幌市内の自宅でオンライン取材に応じ、新型コロナウイルスの影響で増えたおうち時間の過ごし方を告白した。「時間があるのでスーパーでめちゃくちゃものを買って、料理をしている。おいしいのかわからないけど、食べられました」と笑顔で話した。

外出自粛要請が続き、生活スタイルが変化した。多かった外食をやめ、米を炊くための土鍋を買ってマーボー豆腐などのメニューに挑戦。自宅でのトレーニング後には、半身浴で体のケアを徹底している。さらにベランダに敷く人工芝を購入してDIYも。「僕みたいな独身の1人暮らしが頑張ることで影響を与えられる。家にいることの大切さを伝えられる」。同僚で独身の菅や深井も、選手会長の行動を手本に料理に取り組んでいるという。

この日は27歳の誕生日。「今年の抱負は考えたんですけど…人に優しくすること。口調が強かったりするので、やわらかく、相手のことを思いやっていけたらなって」。節目の日に決意を新たに、心身両面で成長していく。【浅水友輝】