名古屋グランパスは13日、トップチーム選手、スタッフ、クラブ幹部、役員、社員らスタッフを合わせて、64人に対してPCR検査を実施した結果、全員が陰性だったことを発表した。12日に、これまで検査を受けられなかったスタッフ3人を加えて実施していた。

これを踏まえ、この日午後から全体練習を完全非公開で再開させると発表。6月1日以来。クラブハウス内の控室を2カ所に分けるなど感染予防の工夫を施す。

クラブからは、6月に入ってFW金崎夢生(31)とオーストラリア人のGKランゲラック(31)が新型コロナウイルスに感染。治療のために現在も入院しているが、両選手とも快方に向かっているという。

7月4日からのJ1再開が決まっており、調整が遅れていた名古屋が、ようやく本格的に動きだすことになる。

小西工己社長は「このたび、クラブから2人の新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たことで、グランパスファミリーの皆さまに、多大なご心配をおかけしていることを心よりおわび申し上げます。リーグ再開まで約3週間。これまでいただいた皆さんの温かい言葉を胸に、マッシモフィッカデンティ監督のもと、選手、スタッフ一体となってトレーニングに取り組んでまいります。今こそグランパスファミリーのチカラを結集し、この困難を共に乗り越えていきたいと思います」などとコメントを発表した。