2ゴールの活躍でチームを勝利に導いた鹿島アントラーズFW上田綺世(21)は、ファン・サポーターからおくられた拍手に「どちらかというと僕が拍手したいくらい」と感謝した。

前半4分に左サイドハーフのエヴェラウドのクロスに合わせて先制点を決めると、1-1の後半13分には右サイドバック広瀬のクロスを右足甲に当てて勝ち越し弾を決めた。

後半35分にピッチを退く際には、カシマスタジアムに集った約3000人のファンから大きな拍手を浴びた。「僕にとって今季初めてのホームだったし、アップから多くのサポーターを見てモチベーションが上がった。リスクを背負ってでも見に来てくれていることに感動したし、そのぶん勝利を届けたいと思った」と、声援を糧に2得点。「どちらかというと僕が拍手したいくらいだったし、欲を言えば90分出てもう1点取りたかった。次も勝利を届けられるよう頑張りたい」と、中3日で迎える湘南ベルマーレ戦に向けて切り替えた。