ベガルタ仙台は今季初出場のMF兵藤慎剛(35)の値千金弾が決まり、アウェーで広島に1-1で引き分けた。チームに昨季加わったベテランが貴重な勝ち点をもたらした。

前半4分、FWペレイラに先制弾を許す苦しい立ち上がり。それでも失点後に仙台の攻撃が活性化した。同15分、DF蜂須賀の左足ミドルシュートはクロスバーをたたいた。同21分、左クロスをFW真瀬がドンピシャヘッドもGKが好セーブ。同40分、今度は右クロスをFWゲデスが頭で合わせたが、またもGKに阻まれた。

後半27分、ベテランが大仕事をした。途中出場からわずか2分。右サイドを深くえぐった真瀬がクロスを供給すると、ペナルティーエリア内の兵藤がうまく右足でミートし、待望の同点弾が生まれた。次戦は9月5日にホームG大阪戦。アウェーで勝ち点1を奪った勢いで、今季7戦目での本拠地初勝利を目指す。