2位セレッソ大阪が15年ぶりの6連勝を達成した試合で、新人のMF西川潤(18)が出場6試合目でJ1リーグ戦初先発を飾った。だが前半41分に交代を命じられる悔しい試合となった。

前半立ち上がりから神戸に支配され、相手のDF酒井やMFイニエスタの動きを警戒。同10分にカウンターから西川と柿谷とのパス交換で、最後は都倉のシュートを演出した。だが全体的に周囲と動きが合わず、西川は効果的に球に絡めなかった。

前半33分の都倉の退場処分で、ロティーナ監督は「退場者が出てからは明確な試合になった。相手のスペースを消したかった」と、5-3-1システムに変更。守備重視になり、右MFの攻撃的な西川をあきらめ、DF片山を投入せざるをえなかった。不運も重なった。

同じ位置でライバルとなるMF坂元をベンチに温存した試合だっただけに、アピールを狙った西川だが、次の機会へとお預けになった。