徳島ヴォルティスは松本山雅FCと引き分けたが、翌日に試合を控えるギラヴァンツ北九州と勝ち点44で並び、得失点差で上回って第1節以来の暫定首位に返り咲いた。

前節からスターティングメンバーを7人変更。後半16分、約2カ月ぶりの先発となったMF清武功暉がCKの流れから右足で得点を決めたが、同29分にPKで同点とされた。

清武は結果こそ残したものの、「僕に限らず、なかなか出られなかったメンバーが結果を出さないといけなかった。リカ(監督)に『いつでもメンバー外の選手は準備できている』と伝えられる試合になったが、だからこそ勝ちきりたかった」と、逃げ切れなかったことを悔やんだ。

一方のリカルド・ロドリゲス監督は「簡単ではない試合だった。引き分けという結果、今まで出ていなかった選手の活躍は評価できる。今回出た選手やチーム全体としてはこれを続けてほしい」と、松本の堅い守備に苦戦しながらも勝ち点1を得た点を評価した。