アスルクラロ沼津はホームで最下位・カマタマーレ讃岐を3-1で下し、開幕戦以来となる逆転勝ちを収めた。前半終了間際にFW今村優介(22)の2試合連続ゴールで同点。後半に2点を追加して振り切った。

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沼津は鮮やかな逆転勝ちで、今季6勝目を挙げた。0-1の前半ロスタイム、今村が右クロスを頭で合わせて同点。試合を振り出しに戻した。2試合連続弾に「今後も点を取り続けたい」と意欲的だ。後半はサイド攻撃を軸に主導権を握った。同32分、大卒新人のDF大迫暁(あきら、22)が左サイドを突破。低いクロスがオウンゴールを誘い、勝ち越しに成功した。

一方で課題も残った。前節FC岐阜戦(1●3)に続き、2試合連続で前半2分に先制点を献上。開始早々に劣勢に立たされた。今井雅隆監督(61)は「開始20分間はバランスが崩れた。序盤はシンプルにプレーする必要があるかも」と課題を挙げた。中3日の次節は7日、ホームでヴァンラーレ八戸と対する。今季初の連勝が懸かる一戦に向けて「連勝を念頭に置きつつ、内容も追い求めていきたい」と今村。白星を重ねて上位を追う。【古地真隆】