藤枝MYFCはホームでカターレ富山に1-2で惜敗し、今季3度目の2連敗。後半に追い上げたが、1点を返すのが精いっぱいだった。

藤枝が手痛い敗戦を喫した。前半28分、GK杉本拓也(30)がPKを左足でセーブ。1度はピンチを脱したが、セットプレーから先手を取られた。同36分、FKからオウンゴールで先制点を献上。石崎信弘監督(62)は「安易にFKを与えると、いいキッカーがいるチームに対しては不利になる。ファウルなしで取らなければいけなかった」と悔やんだ。

後半も悪い流れを断ち切れず、8分に追加点を許した。同15分にMF姫野宥弥(24)の2戦連発となるゴールで1点差。終盤はパワープレーで反撃するも、ゴールが遠かった。クラブは先月28日に来季のJ2ライセンス取得が正式決定。今季、上位2位以内に入れば昇格できる権利を得たが、チームはその後2連敗となった。姫野は「課題のセットプレーでやられてしまったことが敗因」とうつむいた。

次戦は中3日でホームにAC長野パルセイロを迎える。今季もまだ14試合。目標を諦めるにはまだ早い。チームの思いを代弁する主将の杉本は「落ち込んでいる暇はない。次に向けてしっかりと修正していきたい」と気持ちを切り替えた。【神谷亮磨】