藤枝明誠は磐田東をPK戦の末に3-2で下し、2年ぶりの4強入りとなった。準決勝は7日にエコパスタジアム(袋井市)で行われる。

藤枝明誠GK市川泰壱(たいち、3年)が主役となった。1-1で突入したPK戦で相手の3、4人目をセーブ。優位な展開に持ち込み重圧をかけると、5人目もゴールの枠を外す。最後は味方の成功を見届け、歓喜の輪に飛び込んだ。聖隷クリストファーと対した1回戦(2-2、PK3-2)でも、PK戦で2本を阻止。2試合連続で歓喜をもたらした守護神は「負けるイメージはなかった。すごくうれしい」と胸を張った。前年度全国優勝の静岡学園に挑む準決勝に向けても「味方と連係して抑えます」と、頼もしかった。