3大会ぶり3度目の出場となる関東第一(東京B)が、神戸弘陵(兵庫)にPK戦で敗れ、2回戦で涙をのんだ。

後半35分に、先制を許したが、同40分にFW笠井佳祐(3年)が右CKに頭で合わせ、PK戦に持ち込んだ。6本目まで両校順当に成功し続けたが、7本目がゴールの枠を外れた。神戸弘陵が7本目を成功させ、2回戦敗退が決定し、選手たちはピッチに崩れ落ちた。

同点弾を決めた笠井は「他にも決定機が何回もあったのに決めきれなかったのが敗因」と悔やむ。小野貴裕監督(40)は「角度をつけて裏にボールを入れたかったが、角度をつける起点が早々と潰されたことが、得点できなかった理由」と話した。「負けて悔いなしではないが、神戸弘陵は非常にいいチームなので、優勝目指して頑張ってもらいたい」と同監督は夢を託した。