FC東京は12年ぶりの優勝をかけ国立の舞台に立つ。クラブが最後に獲得したタイトルは11年度の天皇杯で、長谷川健太監督(55)のもとでは初のタイトルを狙う。

19年はリーグ制覇を目前にしながら、最終節で横浜に目の前で逆転を許した。会場での練習後、取材に応じたMF東主将は「1位と2位の差を痛感した。今回も優勝と準優勝には大きな差がある。同じような経験はしたくない。終わって喜べるようにしたい」と話した。練習にはけがを抱えるFWディエゴ・オリヴェイラや、MF高萩が不参加。指揮官は「試合は難しいということ」と話した。ACLの激闘の影響もあり、攻撃の柱を欠く見通しで万全とは言えないチーム状況だが、総力で最後の大きな1勝をつかむ。