FC東京のFW原大智(21)が、今季で退団し海外移籍する見通しであることが4日、分かった。クラブ関係者によるとポーランドリーグを第1候補とし、交渉を進めているという。下部組織出身の原は昨季J3で得点王となり、今季もルヴァン杯決勝柏戦で先発するなど着実に成長。永井謙佑ら選手層の厚いFW陣の中でも存在感を増していた。

191センチの長身だが、スピードも兼ね備える。クロスボールやスルーパスにダイレクトで合わせる能力にたけ、ドリブルで持ち込んでの強烈なシュートも持つ。東京五輪世代のU-24日本代表こそ選出経験はないが、U-20など各世代別代表に選出されており、同世代のFWではトップクラスの潜在能力の持ち主。地元開催と言える東京五輪で大逆転の代表入りの可能性も秘めるストライカーが、海外挑戦を目指す。