名古屋グランパスは17日、本拠地豊田スタジアムで今季の新体制発表会を開催した。感染症対策をとって一般の観客も招き、スローガンは「All for NAGOYA 超える」と発表された。

昨季はJ1リーグ戦で3位に躍進し、9年ぶりとなる今季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。フィッカデンティ監督(53)の大号令の下、今オフはかつてない豪華な大補強を行った。5選手が移籍加入で、うち日本代表経験者は3人。新卒は1選手の計6人。大きな拍手に包まれ、新顔がスタジアムで初披露された。

セレッソ大阪から加入のFW柿谷曜一朗(31)と川崎フロンターレのMF斎藤学(30)は、14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の日本代表。浦和レッズから加入のMF長沢和輝(29)も代表経験がある。

柿谷はC大阪時代と同じく背番号「8」に、斎藤も川崎F時代と同じ「19」になった。壇上に登場した柿谷は、背中に日の丸が張ったACL用のユニホームを着用し「ACLは難しい試合になるが、名古屋ファミリーとアジア一になるためにここに来た。名古屋の8番で、1からスタートする意味でも1日1日を頑張りたい」とあいさつした。

◆その他の加入選手 DF木本恭生(27=C大阪)、DF森下龍矢(23=鳥栖)、MF児玉駿斗(22=東海学園大)