柏レイソルが3日、柏市内で新体制発表を行った。新外国人選手のFWアンジェロッティ、MFドッジは来日の見通しが立っていないため欠席。今季はコロナ禍のため、会員限定によるオンライン発表会となった。

今季は新外国人選手も含め6人。この日はベガルタ仙台から加入したMF椎橋、J2大宮アルディージャから加入したFWイッペイ・シノヅカ、ユースから昇格したGK佐々木とDF大嶽が出席した。ネルシーニョ監督はオンラインの取材に応じ、今季の補強について「昨年は、戦うディビジョンが変わるということで、それ相応の選手そろえなくてはいけなかった。昨季補強した選手は、ゲームに関わる部分などで非常にいい働きをしてくれた。今季は選手数を増やす必要はないだろうと。これまで強化と協議を重ね、今季の補強は量ではなく質だと。そこを補強ポイントとしてきた。昨年より少ないが、加入してくれた選手は今季、チームとして戦っていく上で十分な戦力だと考えています」と明かした。

昨季、28得点を挙げたFWオルンガが中東へ移籍した。得点源を失ったことに、指揮官は「2シーズンで50得点するアタッカーの代わりをみつけるのはそう容易なことではない。ただ、我々は、抜けることを見越した上で補強ポイントをしぼってきた。そこのポジションは得点が量産できる選手であることとクオリティーが求められる。時間がかかってもしっかりとチームと共に成長していけるような伸びシロのある選手を補強ポイントとして掲げながら強化が話をしてくれていると思います」と新たな補強を示唆した。既にブラジルの複数のメディアが、柏がボタファゴFWペドロ・ラウールの獲得に動いていることを報じている。新たなストライカーの補強もありそうだ。