北海道コンサドーレ札幌ペトロビッチ監督（63）の集大成のシーズンが始まる。札幌は27日、9年ぶりホーム開催となる開幕戦で横浜FCと対戦する。決戦を翌日に控えた26日、会場の札幌ドームで最終調整を行った。同監督は就任4年目は広島で4位、浦和で3位と好結果を残している。「継続」をテーマに掲げる指揮官は、J1開幕戦20年ぶり白星で波に乗り、クラブ過去最高4位を上回る成績を目指す。

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感謝を胸にピッチに立つ。前日練習を終えた主将のMF宮沢裕樹（31）は充実感を口にした。「自分たちが練習できる環境に感謝したい。良いトレーニングができた」。横浜FCとの開幕戦の舞台は札幌ドーム。史上初めて2月に本拠地でシーズン初戦を戦う。

例年は道外での長期キャンプを経て、敵地で開幕戦に臨む。今年は9年ぶりに本拠地でスタート。この日のために、札幌ドームでは50人超のスタッフが機械と人力で約50センチ積もった雪を除雪し、万全の準備でチームを迎え入れた。

直前まで熊本でキャンプを張っていたため前日25日には「アウェーと距離感は変わらないかな」と苦笑いしていた宮沢は、「札幌でやれるということでドキドキ、楽しみな気持ちがある。チームとして良い戦いをし、90分を通して勝ちに持っていきたい」と必勝を誓った。