今季のホーム開幕戦を終え、昨季限りで引退したDF安藤淳氏(36)、DF石櫃洋祐氏(37)の引退セレモニーが行われた。

脊髄空洞症で現役に別れを告げた安藤氏は、クラブの「ブランドアンバサダー」に就任。手紙を読み上げ「昨シーズン終盤に体の異変を感じ、サッカーを続けるのは厳しいと診断されました。突然、サッカー人生に終わりをつげました。自分でも予想ができなかった引退でした。1日1日を誠実に向き合っていくこと。引退を経て、人生で大事なことを学んだ気がします。両親、一般の家庭より苦労が多い環境で育ててくれて、多くの物を犠牲にし育ててくれた。家族のサポートがなければ引退セレモニーを行うことができなかった。本当にありがとう」と心境を吐露した。

神戸や名古屋でもプレーした石櫃氏は大院大のコーチに就任。指導者の道を歩む。「こういう機会をつくっていただいてうれしく思います。神戸、グランパス、京都サンガFC、共に戦った仲間に感謝します。いつも熱い声援を送っていただいたサポーターの皆様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。15年間、素晴らしい仲間と出会いプレーすることができました。本当に幸せな15年間でした」と語った。