J2ジュビロ磐田MF山田大記(32)が24日、自身9年ぶりとなる3戦連発へ意欲を見せた。

この日は、27日のホーム山口戦(エコパ)に備え、磐田市内で約2時間の調整。11対11のミニゲームで主力組の1・5列目に入るなど、先発が濃厚だ。居残りでもシュート練習に励んだ背番号「10」は、「点を取れば、勝利に大きく貢献できる。次も狙ってプレーしたい」と力を込めた。

「10得点」を最低限の目標に掲げる今季。13日のホーム水戸戦で今季初ゴールを含む2得点を記録すると、21日の前節アウェー京都戦でも貴重な先制点を決め、今季初の連勝に貢献した。「何かを変えたというようより、最初の1、2点を取れたことが大きい。今は『入る』と思って打てている」。精神面の充実が好結果につながっている。

チームとしても、J1だった17年以来の3連勝が懸かった一戦。山田は、6位でJ1復帰を逃した昨季を踏まえ「去年は3連勝ができなかった。何としてもチームの勝利をつかみたい」と語気を強めた。次も、自らのゴールで勝ち点3をもたらすつもりだ。【前田和哉】