ジュビロ磐田は2-1でSC相模原を退け、2017年以来、4シーズンぶりの3連勝を飾った。

前半5分、左クロスをFWルキアン(29)がヘディングで押し込み、先制点。自身4試合連続ゴールでリードを奪うと、同点で迎えた後半29分に再び勝ち越した。右クロスをルキアンが頭で追加点。ブラジル人助っ人の2ゴールで勝ち点3を積み上げた。

武器を最大限に生かした。ルキアンは「クロスからの攻撃は練習からやっていた形。うまく合わせられた」。この日挙げた2得点はサイド攻撃のクロスから。ゴール前では相手DFからの厳しいマークをはじき返してネットを揺らした。

磐田での4試合連続得点は、2009年の元韓国代表FWイ・グノが記録して以来、12シーズンぶりの快挙。「FWにとってゴールは大事。自信につながる」と声を弾ませた。チームでは不動のエースだが、今季はチームプレーを優先し、前線からの守備も怠らない。鈴木政一監督(66)も「チームのために動いていることが結果につながっている」と目を細める。

リーグ4位に浮上したチームは次戦、中2日で大宮をホームに迎える。ルキアンは「次ももちろんゴールを狙っていく」と力強く宣言した。