大分から新加入のFW田中達也(28)が、値千金の決勝弾を挙げた。後半24分に途中出場。同37分だった。左サイドからの速いクロスのこぼれ球に反応。左足で無人のゴールに蹴りこんだ。昨季まで所属した大分を相手に、浦和の一員として移籍後初得点。「成長させてもらったクラブ。感謝しかないです。ちょっと複雑でしたけど、結果を求められていたので決められて良かったです」と振り返った。

浦和のレジェンド、現J2新潟の元日本代表FW田中達也と同姓同名。「プレッシャーはあるけど」。“先代”が浦和で背負った同じ背番号「11」を、あえて自ら選んだ。ただ、名門クラブの競争も激しく、ここまでリーグ戦のスタメンは1試合。ベンチを温める時間が続いた中、ようやくスタートラインに立った。「このスタジアムで声援を背負って得点を決められるのは最高でした」。結果を残し続け「シン・田中達也」の名を上げていく。