サンフレッチェ広島のMFハイネル(30)が、CKを直接ゴールにたたき込んだ。

前半23分。ニアサイドのMF東、DF野上をターゲットに蹴り出したがボールが伸びた。浦和GK鈴木彩艶(ざいおん)が目いっぱい右腕を伸ばすもファーサイドのネットに突き刺さった。

五輪代表にも選ばれている浦和の鈴木はJ1初出場から3試合連続無失点中だった。95年に当時、横浜のGK川口能活が達成した記録に並んでいたが、思わぬ形で無失点記録を止められた。

このゴールに広島の城福監督は「(ハイネルの球は)本来の狙いではなく高かった。だが彼はあの(高い)弾道のボールを蹴れる。よくやった」と称賛した。ハイネルは今季初得点でJ1通算4点目。過去3点はいずれもペナルティーエリア内からの得点だった。【前山慎治】