J3藤枝MYFCが、5月に突風被害を受けたホームタウンの静岡県牧之原市に義援金を寄付した。

クラブの徳田航介社長(36)とMF枝村匠馬(34)がこのほど、牧之原市役所を訪問。ホーム試合の熊本戦と今治戦での募金活動で集まった5万6690円を直接届けた。受け取った同市の杉本基久雄市長(64)は「大変ありがたい。困っている市民のために大切に活用させてもらいます」と感謝した。

枝村は牧之原市出身。被害の様子をニュースで知ると「知り合いもいたので、すごく心配した」と被災地を思いやった。自身は1日でも早い復興を願いながら、プレーで地元を勇気づけるつもりだ。チームは現在2勝5分け3敗でリーグ10位。目標のJ2昇格へ厳しい状況が続いている。それでも、枝村は「諦めずに戦い、応援してくれる地元の人に元気を与えたい」と決意を新たにした。【神谷亮磨】