男子の静岡学園は、0-4で青森山田に敗れた。2月の新人戦から続く公式戦連勝は「27」でストップ。10年ぶりの決勝進出を逃した。

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静岡学園は準決勝で涙をのんだ。前半だけで2失点。後半にも2点を追加され、突き放された。自慢の攻撃も相手の鋭いプレスに苦しめられて無得点。シュート0本に抑え込まれ、プレミアリーグEASTで首位の強豪に攻守で圧倒された。川口修監督(48)は「気持ちの良いぐらいの完敗だった」と脱帽した。

24年ぶりの優勝を飾った昨年1月の全国選手権決勝(3○2)以来の青森山田との公式戦再戦となったが、今回は相手に軍配が上がった。だが、真夏の全国大会で得たものは大きい。指揮官は「(青森山田の)プレスの強さや速さを体験できたことが最も良かった。その中で正確につなぎ、相手をかわせるチームにならないといけない。選手権に向けて、さらに選手たちは奮起してくれると思う」と期待を寄せた。

今大会全5試合にフル出場したGK生嶋健太郎主将(3年)は「今回は静学のスタイルを出せなかった。日頃の練習から見つめ直し、攻守でクオリティーを上げていきたい」と顔を上げた。9月4日には、首位を走るプリンスリーグ東海が再開する。悔しさを糧に再スタートを切る。