J2ジュビロ磐田は1-1でファジアーノ岡山と引き分けた。

前半35分、FWルキアンがヘディングで先制点を挙げるも、後半17分にオウンゴールで失点。順位も首位から2位に後退した。ホームで手痛いドロー。鈴木監督は「シュートで終わる場面が少なかったことでリズムを作れなかった」と勝ちきれなかった要因を挙げた。

放ったシュート数は11本。ただ、ボールを支配していただけに物足りなさを感じた。一方で、被シュート数は今季ワーストの20本。チャンス時でシュートを打たず、カウンターでピンチを招く場面は少なくなかった。DF大井は「僕たちがシュートを打たなかっただけで、ゴール前に行った回数は変わらないと思う。ただ、カウンターを受けてしまう1つの要因に、シュートで終わらないということがあった」と分析。ゴール前での積極性を欠いた。

ゴールも奪い、多くのチャンスも作れていた。決して悲観する内容ではなかったが、思い切ったプレーが少なかったことは事実だ。複数得点を奪って勝てる試合を勝ちきれなかった。「消化不良」となった一戦を次戦に生かしてほしい。【神谷亮磨】