約10年ぶりにJ復帰をしたセレッソ大阪MF乾貴士(33)が、けがで途中交代した。

後半13分の先制点をアシストしたが、後半17分に突然右太もも付近をおさえ、座り込んだ。その後、自力で歩いたものの同18分に交代。その3分後に同点弾を許すと、同37分にはPKを献上してしまい2失点。交代のタイミングで流れが鹿島に傾いてしまった。小菊昭雄監督(46)は「本人からちょっと厳しいと言われて交代した。彼の詳しい状況は分かっていないので、(診断を)待っている状況」と説明した。

鹿島には10年5月の本拠地戦の勝利が最後で、ホーム8連敗中だった。小菊監督就任後、ホームの勝利が0だったため、指揮官は「今日の試合で歴史のピリオドを打ちたかったが、鹿島の試合運びの強さを改めて感じた。ホームで勝てない試合が続いているが、次のチャレンジでかなえたい」と話した。