2連勝中だった4位ヴィッセル神戸は、今季初めて逆転負けを喫した。勝てばアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)圏内の3位に再浮上していたが、4試合ぶりの黒星となってしまった。

1点リードで迎えた後半。その立ち上がり、わずか2分間で2本のPKを許し、うち1本は川崎フロンターレが失敗していたが、その後にオウンゴールで勝ち越し点を与え、さらにダメ押し点も許した。試合後の三浦淳寛監督(47)との主な一問一答は次の通り。

 

-試合の総括

三浦監督 立ち上がりを含めて、前半は意外と我々が狙った攻守ができ、その中で点を奪ったことに関してはよかった。後半の入りはふわっとして、失点場面は本当にもったいなかった。ああいう形でPKになったり、ボールの失い方が悪い。相手にちょっとプレゼントする形。首位を走っている川崎には、ミスが確実に失点につながると改めて思った。

-サンペールはベンチ外で桜井、大崎がボランチを組んだ

三浦監督 本人(サンペール)からそういう話があって、今日の遠征には同行しなかったという形です。

-ボランチ2人は

三浦監督 前半に関しては、攻守でバランスをとる役目は2人ともしっかり果たした。(後半途中に右膝付近を痛めて交代した)大崎は試合が終わったばかりで結構、痛そうにしていた。

-後半の戦い方は

三浦監督 ハーフタイムでも、私も選手同士でも、後半の入り方は当然ながら気をつけている。そういう話はするが、やはりリードしているところからなのか、アラートさが欠けていた。逆にいえば、そこをしっかりついてきた川崎に、失点はプレゼントした形。PK2本は本来、ありえない。そこのアラートさが欠けていた。

-今季初の逆転負け

三浦監督 けが人が多く、今日もレオ(大崎)も足を痛めて、総力戦で出られる選手がしっかりとピッチで躍動できるように、次の浦和戦へいい準備をしたい。

-引き分けでも価値はある試合だった

三浦監督 正直いって1点リードしている時は、守備のバランスもとりながらという感もあった。同点でも焦らず1本を狙っていく考えはあったが、やはり立て続けにPKを与え、自らピンチを招いたのは反省。もちろん勝ち点1は考えていました。