J2ジュビロ磐田MF山田大記(32)がJ1昇格へ自信をのぞかせた。

9日のホーム北九州戦(ヤマハ、午後3時)に備え、5日は磐田市内での調整に励んだ。今季も残り10試合でチームは現在首位に立っている。J1自動昇格ラインとなる3位V・ファーレン長崎との勝ち点差も「11」。大きなアドバンテージを持ったままリーグ終盤を迎える。山田は「(昇格できる)自信はある」と力強く話した。

ただ、油断はしていない。「もう1つ、2つは厳しい局面はあると思っている」。3位との勝ち点差は開いているが、連敗すれば状況は暗転しかねない。11月上旬には4位新潟と、2位京都との連戦も控えているだけに、勝ち点の取りこぼしは避けなければいけない状況だ。次戦の北九州はJ3降格圏の20位に沈んでいる。その後は15位栃木SC、最下位愛媛FCと対戦する。下位チームとの3連戦が勝負どころになる。

チームは8月のリーグ再開から9戦負けなし(6勝3分け)。それでも、「まだ盤石ではない」と表情を引き締めた。目の前の試合に全力を尽くす姿勢は変えずに、ラストスパートをかける。「このままの勝ち点差が崩れないように戦っていきたい」と山田。目標のJ1復帰を手中に収めるまで、気は抜かない。【神谷亮磨】