柏レイソルは清水エスパルスに1-0で競り勝ち、4試合ぶりに勝ち点3を手にした。ネルシーニョ監督は、国際Aマッチのリーグ中断期間に各選手と対話を重ね、戦術の浸透を図ってきた。残留争いを回避するため、指揮官は15位の清水との対戦を「6ポイントマッチ」と位置づけ必勝を誓っていた。大事な試合を勝利で飾り、指揮官は「ほぼパーフェクトの内容」と選手の奮闘をねぎらった。ネルシーニョ監督の一問一答は以下の通り。

-総括

ネルシーニョ監督 非常にタフなゲームになりました。両チームが結果をかけて激しくファイトした中で、我々は戦術の精度はパーフェクトに近い出来だった。これまで選手と対話して練習で積み上げてきたものがこういった形で表れて非常に満足している。まだ6試合あるが、この勝利が、終盤戦にいい形で終えるために、レイソルにとって意味のある勝利だったと思う。残りの試合を有利に進める上でも、はずみがつくと思っている。あとは、コンスタントに今日の出来を保っていけるようにしっかりと準備したい。

-両サイドバックの攻撃参加が多かった。準備してきた形もあったのか

ネルシーニョ監督 10日間かけてやってきた形ではあります。今日のゲームの重要性を選手たちに話してきた中で、攻守における戦術の精度は、ほぼパーフェクトに近かった。選手たちがしっかり理解してやってくれた。

-最後の20分は押し込まれた。その中でも0に抑えた終盤の守備の評価は

ネルシーニョ監督 それは、あくまで流れの中でのこと。当然といえば当然。相手はホームで、1点ビハインドの状況で、終盤で攻撃に出ないといけないのは当然のことだと思いますし。相手のボール支配が高まって、ボールを積極的にボックスに入れてパワープレーにいくのは、今日のようなゲームでは起こること。その中で、最後までディフェンスがしっかり耐え忍んだのもそうだが、チーム全体としてじれずにやりきったところが非常に評価できたと思う。