清水エスパルスに激震が走った。4日、今季就任したロティーナ監督(64)との契約を双方合意の上で解除したと発表した。34試合で7勝11分け16敗。16位に低迷していた。3年連続でシーズン途中での監督交代となった。

降格圏17位以下との勝ち点差は「2」。今季いまだ連勝はなく、事態を重く見たクラブは、残留に向けて大ナタを振るった。要因の1つに試合中の対応能力の低さが挙げられた。シーズン残り4試合での指揮官交代に、大熊清ゼネラルマネジャー(57)は「勝ち点の取りこぼしは認めざるを得ない。変化が必要だと判断した」と説明した。

新監督には、昨季に続いてクラブOBの平岡宏章コーチ(52)が昇格する。この日に要請を受けて受諾。「愛するエスパルスのために引き受けた。とにかく残留が第1目標」。次節の北海道コンサドーレ札幌戦は、6日に迫る。急ピッチで準備を整える。