ガンバ大阪が逆転勝ちで今季2度目の3連勝を飾り、J1残留が決定した。5月途中からバトンを受けた松波正信監督(46)は、最大のノルマを達成したことになる。試合後の一問一答は次の通り。

 

-試合の総括を

松波監督 中3日での試合で(前節)横浜には非常にアグレッシブに戦ってくれて、そのままの勢いでいこうと臨んだ。相手のボールの動かし方は、ここ数年形になっている。ボールを持たれるというところは横浜戦同様、少しプランの中に入れながらやっていた。先に点を取られてしまったが、取り返した時間帯もよかったし、後半途中で3バックに変更というのは考えていた。しっかりと選手が理解し、やるべきことをやってくれたのが逆転につながった。

-J1残留が決まった

松波監督 今季途中から少し目標を変更した中で、選手はよくやってくれた。

-パトリックが3得点の活躍

松波監督 パトリックは本当に守備でも献身的に動いてくれているし、強さとかゴール前に入っていく迫力がある。ボールが入っていけば、パトの力であれば得点できる。ただ、パトだけではなくて、宇佐美や倉田ら1人じゃなくて、数人で入っていくことでパトの得点にもつながる。そのへんは単発というよりは連動してきたなと思う。

-松波監督も重圧の中で戦ってきた

松波監督 今日勝ち切ったというところでは本当によかった。ただ、我々が目指すポジションでは決してないので、もろ手を挙げて喜べる状況ではない。次の相手はルヴァン杯王者(名古屋)だし、(次々節の)川崎FはJリーグ王者で、そういう相手にどこまで今年積み上げたものを出せるか。湘南との最終戦も、ホームでなかなか勝ち星を挙げられていない中、サポーターにしっかりと勝利をプレゼントしてシーズンを締めくくりたい。