セレッソ大阪が今季のJ1リーグの目標を「1桁順位」に定めた。C大阪は20日、既に今季優勝を決めた川崎フロンターレを本拠ヨドコウに迎え入れる。

現在の11位から最高で8位への浮上の可能性があるC大阪にとって、残り3戦は1つも落とせない状況。さらに準決勝まで勝ち残っている天皇杯では、川崎Fと決勝で対戦する可能性もある。

今季ここまでチーム最多7得点を記録しているFW加藤陸次樹(むつき、24)は19日、オンライン取材に応じて「小菊監督が1桁順位を取って終わりたいと話していて、選手も意思統一してやっている。3試合負けなしでいく。明日は王者に勝ちたい、それだけ」と言い切った。

今季はレビークルピ監督が復帰し、当初は3位以内を目標に開幕したが、成績不振でブラジル人指揮官は事実上の解任。8月末からコーチだった小菊昭雄監督(46)が内部昇格した。

その小菊監督も「1桁順位で終わるのは強くこだわりたい。何よりもそれが、我々のプライドだと選手に伝えた。この3試合で勝ち点を積み上げて達成したい」と語気を強めた。

前節柏レイソル戦で脚を負傷していたGKキム・ジンヒョン(34)は、川崎F戦に間に合ったもよう。指揮官は「我々の立ち位置を確認するためにも、勝って天皇杯につなげたい」と、1桁順位とタイトル獲得への意欲を示した。