J1リーグ17位で崖っぷちだった徳島ヴォルティスが最終節で敗れ、J2降格が決まった。徳島は、最終節を前に2連勝し、この日は勝てば、他会場の結果次第では残留の可能性があった。湘南ベルマーレと勝ち点36に並び、奇跡の逆転残留へ望みをつないだサンフレッチェ広島戦。残留への絶対条件が勝利だった。

しかし、前半9分に広島MF藤井智也(23)に先制ゴールを許すと、その2分後にMFエゼキエウ(23)に頭で決められ2失点目。飲水タイムを挟み、なんとか流れを取り戻したかったが、同36分にエゼキエウにこの日2ゴール目を奪われ、3点ビハインドとなった。

3点を追い後半に入ったが、徳島はあきらめない。同9分にMF岸本武流(24)がシュートを決め、1点返す。同20分には、広島に4点目を許したが、徳島も反撃。同35分にFW一美和成(24)のヘディングシュートで2点差とした。だが、反撃はここまで。

徳島は、J1昇格1年でJ2降格。本拠地で迎えた最終戦、サポーターの拍手が響いたが、応援を力に変えることができず、悔しい今季ラストゲームとなった。