Jリーグ県勢4クラブの選手会で構成される「ONE SHIZUOKA PROJECT」が18日、静岡市内でスポーツイベントを初めて開催した。このプロジェクトはスポーツを通じて、コロナ禍で沈んでいる地域を活性化させることが目的の1つ。今回は静岡大の学生らと協力して「ニュースポーツ」の体験会を行った。

現役Jリーガーはジュビロ磐田MF山田大記(32)とアスルクラロ沼津MF菅井拓也(30)が参加。昨年まで沼津でプレーし、現在は北信越1部の福井ユナイテッドFCに在籍しているDF尾崎瑛一郎(37)と、藤枝MYFCで昨年現役を引退した松岡亮輔氏(37)も駆けつけ、集まった約40人の参加者と交流した。選手もペタンクやバルーンバレーなど、未経験のスポーツ4種目に挑戦。菅井は「新鮮な気持ちでやれたし、みなさんも楽しんでくれていた」と笑顔だった。

選手と市民らが直接交流したのは、今回が初めてだった。19日は清水の選手も参加して、サッカー教室を行う。プロジェクトは来年以降も継続していくという。山田は「学生と協力してやったことにも意義がある。少しずつ日常が戻りつつある中で来年もこういう機会を増やしたい」と前向きだった。【神谷亮磨】