三重は西武台(埼玉)にカウンター1本で勝利して、悲願の選手権初勝利をあげた。

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初出場だった4年前は、初戦(2回戦)で矢板中央に2-3で敗れた。

この日は終始守備に回りながらも、前半9分にカウンターからDF大地山開(はるき、3年)が頭で決めた1点を守り切った。

33歳で同校OBの徳地俊彦監督は、「80分間押され続けて、1度くらいしか自分たちの時間がなかったほど苦しい戦いだったけど、勝てて本当によかった」と喜びを語った。

前日の開幕戦では、中津東(大分)が関東第一(東京B)に0-6で敗れた。徳地監督は「0-6以上(の大差で敗戦)もあるかと思っていた。選手たちがよく耐えてくれた」と、粘り強く1点を守った選手をねぎらった。

試合2日前に人生で初めて丸刈りにして気合を入れたFW吉良元希主将(3年)は、「自分たちはうまい選手がいない。団結力と一体感を意識して1年積み上げてきた。この一体感が三重の強さだと、全国の方に知ってもらえたらうれしい」と胸を張った。

決勝点を決めた大地山は、これが今季初ゴールだという。「高校サッカーを通してゴールを決めることは全然なかったので、選手権の大舞台で決めることができてうれしい」と喜んだ。

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